炎上から考える男装の定義

普段男装を追いかけていない方が男装をキッカケの炎上を開設した配信のアーカイブをみて
男装の定義について考えることができた

↓元動画

【男装の麗人炎上事件】あのキャラは男装の麗人じゃない?定義を解説します【Vtuber性癖解説】

動画の簡単な流れ

事の概要

ポケモンSVの『チリ』が男装の麗人として挙げられた投稿が「男装の麗人ではない」としてプチ炎上

これをキッカケに男装の麗人の属性に関して好きなもの以外認めない過激派が声を上げて議論が過熱

男装とは

定義はシンプル「女性が男性の格好をすること」だけどやってる本人に男装の意思が無くても男装認定するのか?はすごく難しい問題

男装する理由

「男装とは」を考えるときに何故男装するのかを重要視する人もいる

  • 何らかの強制力や必然性があって男装している
  • 役柄として男装している
  • ファッションとして男装している

男装設定のキャラの具体例

男らしい服装や言動をしているが本人は別に男装している認識はないキャラを紹介

男装と似ている属性

  • イケメン女子
  • ボーイッシュ
  • マニッシュ
  • 漢女
  • Bのついたイケメン
  • 女傑
  • アンドロジナス

男装が刺さる理由、醒める理由

挙げてみると同じ理由が刺さる理由にも醒める理由にも入っていたり相反するものが同じ側に入っていたりする

何故なら男装の麗人は「お前……女だったのか!?」というギャップ萌えだから

つまりギャップが生まれた時にどう感じるかが人によって違うため、同じ男装の麗人が好きな人の中で好みが分かれてしまう

まとめ

人によって男装の麗人の好きなところが違いすぎる

自分の性癖と違うからといって相手を攻撃するのはやめましょう

おまけ:今回の炎上で生まれた面白い概念

ケヒャリストの男装の麗人

ケヒャリスト:ケヒャーッと笑いながらナイフで襲ってきそうなキャラの事

こんな男装の麗人がいてもいいじゃないかという流れで誕生したものの相性が悪すぎてキャラクターの創造は困難を極める

配信を見て考えたこと

動画の感想

男装の鑑賞が好きな自分からだと出てこなかったであろう発想にあふれていてすごく興味深かった

男装の魅力の本質はギャップ萌えであるという主張は自分からはまず出ないしこれで考える方向が新たに生まれたのはうれしい

男装はそれ単体で完結して相手役を必要としない芸術だと思うが
ギャップという視点で考えると相手役の存在は考えたい
まぁ今回は議題が違うので書きはしないが

かなり多面的な意味合いを持つ言葉をその前提を揃えること無く議論してしまう難しさが垣間見えた

男装の定義を考えるなら

個人的に男装の定義は広い意味と狭い意味がそれぞれある

広い意味は「男性が身に着ける方が一般的とされるものを女性が身に着けること」
狭い意味は「本人が男装していると思っていること」

一見定義することから逃げているように見えるかもしれないがこれ以上の定義は現状無理

理由は
まず仮にどこかに線引きができた時に
本人は男装しているつもりなのに定義的に「男装じゃない」と判断されることが必ず起こること
「ここから男装」という定義を考えようとすると
外から測定可能な客観的な事実に基づいて決めることになる。
癖と言えるレベルの価値観が絡む以上、これが定義することの難しさだと思うが
問題はそこではなくて
男装の結果どれだけ魅力的になるかは先天的なもので大部分が決まってしまうこと
これは見た目の美醜とは独立した変数でどんなに美人でも似合いづらい人はいる。
つまり客観的な定義はどこかで必ず誰かの男装を取りこぼす
そんな選民的な思想は語りたくない

更に男装している本人のやる気が無視できないレベルで魅力に関わること
魅力を決める後天的な要素はほぼこれに集約される
なぜならいわゆる男らしさ女らしさといわれるものは
無意識に出てくるものの差に起因するから
つまりどんなに綺麗に男装ができたとしても気を抜くと女性らしさが出てしまう
何なら男装している分より目立ってギャップになる
基本的にこれが魅力側になることはないと思う
少なくともすぐに思いつく限り本人のやる気が大前提になる

まとめると色々難しすぎてもうやっている本人の認識をそのまま受け入れるしかないと思う

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